自動組版
ここでは、当サイト頻出の『自動処理・自動化』と区別して、あえて『自動組版』とします。
というのも、『自動組版』は、ある種のカタログのように、「フォーマット定型、中身(テキスト・画像等)が変わる制作物のDTP作業を自動化する」ことに限定されるようなので。
学参・英単語集。
単語ごとに発音記号・活用・例文・訳文などが1行に並んだ、校正済Excelデータが入稿。
例文に含まれる太字イキ、色字イキで、計750単語を200ページにレイアウト(QXP)。
── と、ここまではよくある話ですが、納期がスゴイ。初校出まで中2日ナイ、その後の校正も殆どデキナイと。
Excelデータをtxtに書き出してレイアウトし、行内に含まれる太字や書体などを一つ一つチマチマ処理して、それを内校するようなフツーのDTPをしてたら徹夜は必至。となると精度がアブナイ。
つまり、根性と体力で対応できる案件ではありません。
「各単語の体裁は同じで、それの繰り返しなのだから、行内の太字や異書体を維持しながらスタイルも当てはめて流し込むような、そんなウマイ話はないだろうか」
── で、考えました。
「Excelデータ内の各文字情報を維持するようなtxtデータ」
「それを反映させるQXPフォーマット」
この2つを生み出せれば『自動組版』となるのです。何て「ウマイ話」なのでしょう。
── で、これができました。
基本的に流し込むだけのレイアウト作業&内校は1時間そこそこで無事終了。夜入稿→翌日に初校出です。
支給Excelデータを100%活かし、オペレータによる文字処理はゼロの「自動組版」ですから、制作ミスもなく納期内無事校了。
ちなみに、この時の「ウマイ話」は、
[ExcelデータをHTMLテキストに書き出して、HTMLタグをQXPタグに置換して流し込み]
というアイデアでした。HTMLは文字情報を含むテキストデータですから。
今なら、もっと良い方法もあるってもんでしょうが、DTPなのにHTMLをかますような柔軟で創造的な発想は今も成長を続け、More than DTPになっています。