多言語自動組版(多言語展開)
和文版・英語版などの一次文書から他言語版を制作する多言語展開。
言語毎にそれぞれ制作するのではなく、一次文書に翻訳テキストをかぶせていく、これを自動処理するのが多言語自動組版。
フレームメーカーとトラドスの連携はメジャーですが、インデザインもトラドスと行き来します。
フレームメーカーとインデザインの比較は別の機会に譲るとして、インデザインだとinxファイルにしてトラドスと連携させるケースが多いようです。
このとき、次のような問題でお困りではありませんか?
あるいは、次のようの問題があるから「インデザインは無理」としていませんか?
①引出文字:インデザイン上に配置されていても書き出されないので、本文とは別扱い・別処理になる
②レイアウト:ちょっと複雑なレイアウトだと、トラドス戻りのデータは元通りレイアウトされない
「自動組版」と言いながら、結局、このへんに手動処理が必要ならば確かにビミョ~な話です。
で、インデザインだと、なぜ、上記①②のような問題が発生するか。
── 原因は「インデザイン」ではなく「inx」です。
inxとは『InDesign Interchange format』であり、読んで字の如く「インデザイン下位互換用」の「XML」です。
そう、inxはインデザインのバージョン互換が主目的です。それに必要な要素しかありません。
そして、XMLだからトラドスと連携するのです。
「トラドスで翻訳」側の視点に立てばトラドスから物事考えるわけで、だから「インデザインならinxで」なのかもしれません。
が、「インデザインで制作」側から物事考えれば「トラドスいくならXML確実」なのです。
では、実際、XMLなら上記①②の問題は解消できるのか。
── できます。XMLですから。
ただ、インデザインデータなら何でもアリではなく、自動組版化するにはインデザインでの制作的工夫が必要です。
弊社では、引出文字も本文と一緒にトラドスへもっていきます。別処理不要ですので、翻訳の効率化が正しく実現します。
そして、トラドス戻りの翻訳データを再レイアウトする際、レイアウトは崩れません。
ホントに「自動組版」です。
というか、そうなるようにインデザインデータを設計・制作し、そうなるようにXML化するからです。
ついでに言わせていただくと、
◎再レイアウト時のテキストオーバーフローも自動発見・自動修正(ヒューマンエラー削減)
◎XML化もボタンをクリックするだけの自動処理(オペレータのXMLスキル不要)
◎モチロン、割付画像もインライン的に、本文と一緒に動きます
いかがでしょう。
トラドスと連携させる際、フレームメーカーと遜色ない自動組版を、弊社はインデザインでも実現しています。
なので、フレームメーカー的レイアウトの制約でお悩みの方、ぜひ御相談ください。
フレームメーカー並のトラドス親和性・自動組版と、インデザイン並のレイアウトを、弊社はインデザインで両立させています。
ちなみに、この弊社工程は以下のようになります。
1.インデザインデータの整備作業
→フォーマット整備/スタイル整備/表組整備/図版整備+グループ化・アンカーオブジェクト化、etc.
→処理&チェック&修正は可能な限り自動処理です。ヒューマンエラーをなくしたいので。
2.XML化の自動処理スクリプト開発
インデザインデータご支給の場合、料金は上記1の作業を「ページ単価」、上記2を「開発費一式」としております。
「ページ単価」につきましては、ご支給データの状況やボリューム等々によってかなり異なりますが、これまでの実績では「@1,500~@9,000/頁」といったところです。ご参考まで。
「開発費一式」につきましては、以後の多言語展開をお客様側で行うのか、弊社で行うのか、によりますので、……これは直接ご相談ください。